日銀神戸支店

日銀神戸支店が5日まとめた兵庫県内の金融経済概況は「景気は厳しい状況にある」としつつ、「持ち直しに転じつつある」とし、前回(10月)の「下げ止まっている」から上方修正した。鉄鋼などを中心に生産が持ち直し、公共投資も増えているため。判断を引き上げるのは3カ月ぶり。

 個人消費は、9月のスーパー売上高が10カ月連続で下落し、百貨店売上高、新車登録台数も前年を下回るなど、全体で「弱い動き」の判断を踏襲。設備、住宅投資も減少しているほか、神戸港の輸出入、雇用・所得動向も判断を据え置いた。

 一方、生産・出荷動向は、アジア向けの輸出が増えている鉄鋼や、鉄道、家電関連製品など向けの電気機械・電子部品で持ち直しが鮮明に。公共投資も9月の公共工事請負金額が2カ月連続で前年実績を上回り、「増加に転じつつある」から「増加している」に判断を引き上げた。

安芸南が大金星

第89回全国高校ラグビーフットボール大会(日本ラグビー協会、全国高体連、毎日新聞社など主催)の県予選準決勝2試合が7日、西区のコカ・コーラウエストラグビー場であり、尾道と安芸南が決勝進出を決めた。決勝戦は15日午後1時半、同ラグビー場である。

 第1試合の尾道−美鈴が丘は、開始1分で美鈴が丘のFW山本が右中間に先制トライを決めるも、前半終了まで尾道の7連続トライで突き放された。スクラムで押し進む尾道は後半も、TBの川添らが俊敏な動きを見せてトライを重ねた。

 第2試合の安芸南−広島工は、開始4分に安芸南のFW佐々木がすきをついて駆け抜けて右中間へトライ。25分には敵陣22メートルライン付近でペナルティーキックを決めた。後半は強豪広島工が積極的に攻め入り、大金星を狙う安芸南応援席からは悲鳴が何度も漏れたが、1人が抜かれても2人でタックルをしかけ、冷静に勝利をたぐり寄せた。広島工は、ゴールライン数メートルまで進むも安芸南の粘り強い守りの前にトライが奪えず、後半28分にFW伊藤がトライを決めたのがやっとだった。
県は8日、一般会計で総額約317億円の9月補正予算案をまとめた。11日開会の県議会9月定例会に提出する。川勝平太知事の就任後初の予算案で、300億円を超える9月補正予算案は99年以来10年ぶり。川勝知事は地震、雇用、観光、空港−−を4本柱に編成したと強調。緊急雇用対策に約133億円、先月11日の地震による災害復旧費などに計約41億円を充てた。また、「川勝色」を打ち出した新規15事業(計約3億5000万円)も盛り込んだ。

 川勝知事は同日、記者会見し「国の補助金は使い切るよう指示した」と強調。今年度当初予算で見込んだ歳入が景気悪化で年間450億円不足すると説明し、このうち減収が確定した約330億円を国の特別地方債の減収補てん債で埋める方針も明らかにした。

 緊急雇用対策では、民間の提案方式による雇用創出事業(新規雇用2800人分)に25億円を計上。中小企業向けの貸付制度の融資枠(現行2300億円)を100億円拡大した。地震関連では、先月11日の地震の復旧費に9億3200万円、県立学校の耐震化などに9億8800万円を盛り込んだ。

 川勝知事は会見で、観光を柱の一つに掲げた理由について「『リニア新幹線』が25年には通る。今から誘客に取り組む必要がある」と語った。また、「今回の地震で、伊豆半島を中心に宿泊客のキャンセルが相次いだ」とも指摘。伊豆スカイラインの通行料金の一律200円化事業に9900万円を充てるなど、伊豆半島の観光支援事業にてこ入れする意義を強調した。
 米ムーディーズ・インベスターズ・サービスは8日、大和証券グループ本社と大和証券SMBCの長期格付けを、それぞれ1段階引き下げたと発表した。引き下げ後の格付けはグループ本社が「Baa2」、大和SMBCが「A2」。今回は三井住友フィナンシャルグループとの合弁解消の見通しを反映しておらず、大和SMBCの一段の格下げの可能性を示唆した。

 ムーディーズは2月から大和証券グループの格付けの見直し作業に着手し、今回の格下げは法人事業の収益の変動性の高さを反映したという。今後も見直し作業を続け、「仮に三井住友による持ち株比率が下がる場合、大和SMBCの格下げ幅は1段階以上になる可能性がある」としている。
トヨタ自動車は8日、10月から期間従業員の採用を約800人規模で再開すると発表した。期間従業員の採用は昨年6月以来約1年4か月ぶりだ。対象となるのは、過去1年間に契約を打ち切った期間従業員6000人。10月以降ハイブリッド車「プリウス」を生産する堤工場など愛知県内の工場に勤務する。雇用期間は来年1〜3月までとし、生産状況に応じて延長するかどうかを決める。

 昨年3月に9000人いた期間従業員は生産台数の低迷で今年7月末には1500人に減った。しかし、ハイブリッド車を中心に販売が回復しつつあることから、今年7月から堤工場で休日出勤を再開するなど、現場では人手不足になり始めていた。

 大手自動車メーカーで期間従業員の採用を再開するのは、三菱自動車と日野自動車に続き3社目となる。

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